第3章 【闇夜の太陽/2章:逆ハ編】06~10話
《AnotherStory》闇夜の太陽2章
09/40話:1(1/2)/1P┃25/00P┃1550字
ドリノベ様再投稿用変加筆済
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私は今、ローくんと二人きりで知らない部屋にいる。
大航海時代ではどんな島でも港町には高確率であるので春島にあった宿に彼と泊まることになったのだ。
元々一泊滞在予定の島だったし、ピクニックで遊ぶタメにローくんはすでに仕事を終えていて、必要性に応じてはペンギンさんを代理にする手筈は整っていたので、今晩帰宅しなくてもなにも問題はない。
ナイのだけれども………
(でも………なんかすっごくハズかしい…!!)
心臓があり得ないほどにバクバクしてて、からだ中の血液が沸騰している感じ。
「あ、あの…コレって………」
息を飲んでなんとか言葉を紡ぐ。
「そそそ、『そういうコト』…なんだよね?」
「ああ。気ィ遣ったんだ。だっていくら出て行ってもらっても今の状態で使ったおれの部屋はお前イヤだろ?」
「た…確かにそのとおりなんだけど………」
「おれだってお前との初めてはベッドの上がいい。だから《サイレント》してもらってその辺とかねェ。ホントは自分の部屋がいいけど、そうも言ってられねェしな」
「わ、私も………」
『その方がいい』と言う言葉は音にならなかった。
「即席で下調べもしてなくて悪ィな。この宿で一番見晴らしがイイ部屋が空いててよかった」
「……ありがとう…全然大丈夫……」
「キャラ?」
「はい…」
(べつにラブホとかに照れるような年齢でも経験でもないんだけれど……子供も産んでるのに…なんでこんなに恥ずかしいのか分からない……)
むしろ『ドコにいるか』ではなくて『誰といるか』を意識すればするほどに、私の体温はどんどん上がっていって、鼓動がうるさいくらいに鳴っている。
(う"──────────)