第3章 【闇夜の太陽/2章:逆ハ編】06~10話
《AnotherStory》闇夜の太陽2章
08/40話:1(3/3)/1P┃24/00P┃2200字
ドリノベ様再投稿用変加筆済
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彼はなにも言わずに大人しく好きにされていてくれた。
それをいいことに、服を交えた匂いや体温、服の皺、筋肉が付いている身体………
たっぷり頬擦りをして余すことなく楽しむ。
(大丈夫。間違いなく、私、この人好き)
「……………おい」
「……やっぱりいや?」
「………違う。………………」
「じゃあなに?」
「……誘ってんだよな?」
少しふるえる声でそう言うと、すぐにあごを上げられて舌を絡める口づけをはげしくも優しくしてきた。
「んっ……」
(これらは『誘っている』じゃなくて、色々を『確認してる』だったんだけれども……)
(まぁいいか)
銀糸が私たちを繋いでいたのがぷつりと切れると、そのまま強く抱きしめて「ガマンできなくなるだろ………」とささやく。
「あのね、ロー」
腕から抜けて、マジメな顔で向き合う。
「私、ローが好き。だからもうなにもガマンなんてしなくてイイよ。何年も待たせてごめんなさい」
「え………」
「ロシィはロシィで大好きなままだけど、ローも好きなの。最低なコトを言ってるのは分かってるんだけど……でもそれが私の真実だった」
「前から言ってるだろ。おれは例えお前に好きな奴がいても……いや[コラさんを好きなキャラ]にフツーに惚れたんだ。でも……そっか」
うなづいたローくんが顔を上げて口を開く。
「もうおれ、お前を抱いてイイのか?━━━」
「な!ななな なんで口に出すのっ!!!」
(同じようなのコラさんに言ったけども!!)
「?」
(ゴメン、コラさん。ハズかしいの分かった)
「イイなら……ガマンしねェぞ?」
(う“──[因果応報][自業自得]だ…)
死にそうなくらいに顔が熱くなって、とっさにヒザを抱えて隠した。小さくつぶやいた声は蚊の鳴くよう。
「……………………イイヨ」
それを聞いたローくんの喉が音を立てて、彼は静かにコラさんの方へと歩いて行った。