第2章 【闇夜の太陽/2章:逆ハ編】01~05話
《AnotherStory》闇夜の太陽2章
02/40話:1(1/2)/1P┃04/00P┃1700字
ドリノベ様再投稿用変加筆済
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「キャプテ─────────ン!!!!!」
例の[ビブルカード]を頼りに歩いたから、森の中でも特に迷うこともなく無事に合流するのが叶った私達。
この度[トラファルガー・ロー]が幹部やクルー達になんて言っていたかは知らないけど、確実に[決死の覚悟]だった彼が、仲間達を自分の私情に巻き込みたくなくて[ゾウ]へと避難させてたのは一目瞭然。クルー達も『もう、会えない』と決心していた船長の気持ちを察していたのだろう。
避難場所が[ゾウ]なのが物語っている。
(ここは[辿り着くこともムズかしい国]なんだから通常はふつうに安全なトコ)
[運命的な偶然]でベポがここ出身だから知っていたローと、仲間をたくさん連れて帰国を覚悟したベポ。
(…泣ける話だ)
新聞でいかに彼が無事なことは知れても、そんな覚悟をしていた[トラファルガー・ロー]は迎えには来てくれない可能性があった。
だからこの再会は[涙]なのだろう。
「━━━も一緒だったんだな!」
「よかった! アルもベガもマジでずぅっと待ってたんだぞ!!」
と、二人を連れて来てくれたクルーもぐしゃぐしゃに泣いている。ホントに『この[ロー]が集めたクルー達はあたたかくて優しい人達ばかりだ』としみじみする。
たとえ[海賊船]でも、そんな人たちがたくさんいる船だったから、幼い子供達を預けるのに不安はなかった。
「マーマ!!!」「チャーチャ!?」
「アルタイル!!ベガ!!」
私を見つけた瞬間に目を大きく開き、覚束ない足取りで一直線に駆けて来てくれる我が子達。二人を柔らかく受け止めて、同時にしっかりと抱きしめる。
「ごめん、ごめんね……」
ふたりとも大泣きで私に甘えてすり寄った。
さびしくなかったはずは毛頭ない。生まれて初めて母と──(仮に)父とも離れたのだから。
分かって覚悟していたはず。だけど……幼い悲痛な泣き声を聞き、泣き顔を見ると、してしまった仕打ちに心が砕けそうにはげしく痛む。
(何度も何度も言い聞かせてたことなのに……色んなところが弱い母親でホントにごめんね)