第2章 【闇夜の太陽/2章:逆ハ編】01~05話
《AnotherStory》闇夜の太陽2章
01/40話:1(2/3)/1P┃02/00P┃2400字
ドリノベ様再投稿用変加筆済
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「━━━、ここからはおれから言わせてくれ」
言いながら立ち上がったコラさんは私を軽くよけると真剣な面持ちで、ローくんを引っぱって抱きしめる。
「改めて、ローありがとな。おれさ、━━━のことがスゲェ好きて離したくねぇから結婚したんだ。ガキの件も嬉しかったし、なによりお前がおれの大切なもの達を、守ってくれてたことがマジで嬉しい」
「待て。そういうのが『全くなかった』とは言わねェけどそんなキレイなキモチじゃねェ。あんたに感謝されんのは違う。おれはただ〈好きな女のそんな状態〉を放って置けなかっただけだからな。どんな状況でも………今でもおれのにしてェんだよ」
口ではそんなことを言ってはいるが、抱きしめられているローくんはそのままで、イヤがったりはねのけたりはしない。顔はコラさんに埋もれているから見えないけれど、彼は分かるくらいにスゴく泣いていた。
(まったく……素直じゃないなぁ……)
訪れたおだやかな空気に私も[もらい泣き]して………というか[読者目線]で見ていて泣けてしまう。
「………イイんだ。お前のキモチは分かってるからべつにいいんだぞロー。こんなに時間が経ったのに、お前まだ━━━のコトが大好きなんだな?他に好きになれた女とかはいなかったのか?……………ははははは、おれもだ」
「そうだよコラさん。おれの[初恋]はまだ更新中だからな。あんたじゃなければ誰にも譲るつもりはなかったんだけど、もうムリだ。この2年でつくづく実感した。だから……もう〈あんたでも〉譲らねェよ」
「ははは、イイ度胸だ!おれも絶対渡さねぇけどな!」
ついにローくんもコラさんを抱き返してたし、二人の声が強気な発言とは裏腹にふるえているから、どちらも泣いているのだと思われる。