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【NARUTO】水神姫は月夜に笑う【長編】

第12章 中忍試験開始!!



呼び出されてたアンコが到着したのは、里外れの何体もの地蔵が並ぶ草原だった。
その地蔵の前に、三体の死体が横たわっている。



「持ち物や身分証からして…、中忍選抜試験に登録されていた草隠れの忍なんですが…。
見ての通り…顔が無いんです。まるで溶かされたようにのっぺらぼうで…」




コテツから状況報告を受け、アンコの顔色は見る見る青ざめていく。




(間違いない…。この術はアイツの…。アイツが何でこの試験に…)




思い当たる人物にアンコは鬼気迫る声で、その場にいた特別上忍達に伝える。

「この草三人の証明写真を見せて!」
(コイツの顔を奪ったのか…。じゃぁ、あの時はもうすでに…)

試験開始前のやりとりを思い返すアンコ。気配を消して自分の後ろに立っていた女。
何故あの時気づけなかったのか、アンコは心の中で舌打ちをする。





(水姫さんの予感が当たった…。あの人やっぱりすごい…)

「えらいことになったわ!あなた達はこのことをすぐに、火影様に連絡!」
「え!?」


「死の森へ、暗部の出動要請を2部以上取り付けて!#水姫#さんがいるから、最悪2部でもいい!!
私はたった今からこいつらを追いかけるわ!!」


アンコは指示を出すと、死の森へと全速力で駆けて行った。






マイの感じていた嫌な予感は、少しずつみんなを飲み込んでいくのだった。

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