第4章 チャリティーブルーロック開始!
翌朝、英美子はホテルの部屋で目を覚ますと、黒澤が丁寧に折りたたんだ新聞をテーブルに置いていた。
「お嬢様、今朝の一面です」
彼女が新聞を広げると、そこには昨日の記者会見の様子が大きく掲載されていた。壇上で語る英美子の姿、隣に並ぶ千切、潔、蜂楽の真剣な表情。そして見出しにはこう記されていた。
「誤解を越えて、真実を語る勇気――ブルーロックと一般女性が語った絆」
記事は、英美子の誠実な語り口と、メンバーたちの責任ある姿勢に触れ、感動的な筆致でまとめられていた。そしてその下には、今日開催されるチャリティーイベントの詳細が大々的に報道されていた。
「……すごい。こんなふうに伝わるんだ」
英美子は、胸の奥がじんわりと熱くなるのを感じながら、新聞をそっと閉じた。
そのとき、部屋の電話が鳴った。
「英美子さん、準備はよろしいですか?」
玲王の声だった。
「はい。すぐに向かいます」