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゛裏柱゛稽古編

第4章 地獄の一丁目!訓練開始


「へへっ!山の神である俺にとっては楽勝の勝負だな。」

と、伊之助は意気揚々と歩きだし、

「なんかちょっと肩透かし?昨日地獄の一丁目って言われてちょっと驚いたけどこんなもんなの?」

と間の抜けた声で炭治郎に同意を求めるように視線を投げた。 しかし炭治郎は白じらと開けてきた空を見上げながら

「そんな簡単にいくかなー?」

と独白した。 それに呼応するように玄弥が

「お前らまだ平和ボケしてんのか?そんな簡単に行くわけないだろ?聞いたろ?ここは地獄の一丁目なんだ。マジで。」

と、ゲンナリした声色で重い足を引きずるようにしてついて行った。 山の麓で恵は立ち止まり、振り返ると隊士達に向かって

「制限時間は昼まで。短筒の発砲を合図に玲王と凪が逃げるから、追いかけてってねー!では用意」

パーーーン! 空に向けられて流れた空砲の弾ける合図とともに隊員達の前から、凪と玲王、2人の姿が掻き消える。

「え!?」

隊士たち全員が驚きの声を上げた。 気づくと恵の姿さえも消えていた。

「ほらー!立ち止まってないで、追いかけた追いかけた!そんなんじゃ昼に間に合わないよー」

山の中のどこからか、恵の声が木霊して響いていた 玄弥はもう走り出しており、あとを追いかけるように伊之助も走り出す。

「えー!ちょっと待ってよー!」

善逸も続く

「こんなことだろうとは思った。よーし」

呼吸を整え、全神経を脚に集中させる。筋肉の緊張を感じ、爆発するように足を前に出す! 目にも止まらぬ早さで、炭治郎は駆け出した。
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