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花筏の作る路【鬼滅の刃】

第5章 籠





寺院に来てから1年ほど経とうとした頃、さやかは童磨に呼び出された。

9月になろうというのにも関わらず、外はうねる熱気に人々を抱き込んでいた。

反面、寺院は常に日陰で少しひんやりとしており、さやかはその神聖な空気が少し気に入っていた。

「教祖様、さやかです。まいりました。」

「あぁ、入っていいよ」

彼はにこにこと喜びの表情を見せて、さやかを迎えた。

豪華な部屋をくるりと見渡し、さやかは尋ねる。

「今日はどのようなご用件でお呼びくださったのですか?」

「はははっその様子じゃ忘れているみたいだなぁ!今日は君の誕生日だよ?さやか。」


(あっ…もう、確かに。)

さやかはそんな彼の細やかな気遣いにとても感銘を受け、丁寧にお辞儀をした。



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