第8章 煉獄家

【煉獄杏寿郎 視点】

久しぶりに母屋の玄関を開ける

“緊張するな…”

そう思っていると

「兄上！お久しぶりです！」

千寿郎が笑顔で現れる

「実は千寿郎に紹介したい人がいて連れてきた！」

ゆあ が俺の背から顔をだす

「はじめまして！冷泉ゆあ と申します！今、杏寿郎さんのお家でお世話になっています」

杏寿郎さん…呼ばれ慣れていない呼び方をされ
ドキッとする。

「はじめまして！弟の千寿郎と申します！今日はお越しくださりありがとうございます！ここでは何ですから中にお入りください！」

ゆあ が手土産を渡す

「ありがとうございます！お茶を淹れますのでさっそくいただきましょう！」

台所へと千寿郎が消えた