第7章 柱合会議-其の壱
私は再び目隠しをされ背負われて
今度は甘露寺さんという方の家へ行く
そうして甘露寺さんの家に着くと
目隠しを外される
甘露寺さんの家はおしゃれな洋館だ
「わぁ〜、素敵なお家ですね!」
声をあげる
「そお?そお?そんな風に言ってくれる?嬉しいわぁ♡ ささ、入って入って〜お茶しましょ♪」
部屋に通され、テーブルに座ると
準備してくるから待っててね〜
そう言って居なくなった
「 ゆあ 、疲れていないか?君の意見を聞かずに連れてきてしまってすまん!」
「いえ、気分転換に行ってみたいと思っていたので何の問題もありません」
「甘露寺は洋菓子を作るのが得意だ!楽しみだな!」
「はい、楽しみです」
…(沈黙)
ダメだ…私はお館様みたいになれない!
煉獄さん達をまだ許せない!
やっぱりあの鬼の女の子の事を
思い出すと怒りに震えそう!
「 ゆあ 柱合会議での事だが…」
そう煉獄さんが言いかけて、
甘露寺さんが戻ってきた
「 ゆあちゃん♪煉獄さん♪お待たせしました♪ささ、食べましょ♡」
「「「いただきま〜す」」」
「 ねぇねぇゆあちゃん、不死川さん怖くなかった〜? ゆあちゃん が禰󠄀豆子ちゃんのところに走って行くからビックリしちゃった!」
「不死川さん自体は怖くなかったです。それよりもあの女の子が傷ついて死んでしまうのではないか…その方が怖かったです」
そう答えてから
ハッとする
「いえ、鬼殺隊の皆さまを前にこんな事を言ってしまい、すみません。ですが私は竈門くんではありませが、いい鬼と悪い鬼がいる…そう思えてならないのです。だから…その…」
言葉に詰まる
「 ゆあちゃん、ごめんなさいね。せっかくの楽しいお茶会を自分から台無しにしてしまったわ!ささ、食べましょ♪これも美味しいよ〜」
それからは甘露寺さんの大食い伝説や
力持ち伝説を聞いたりして
楽しいひと時を過ごした
「もう帰っちゃうのー?泊まっていけばいいのにー!ゆあちゃんまた絶対絶対遊びに来てね!」
「はい!蜜璃ちゃんの家にまた来るね♪」
ぎゅっと抱き合って別れた