第7章 柱合会議-其の壱
通された部屋から中庭が見えた
煉獄さんがこちらをみて微笑む
するとぞくぞくと
異様な雰囲気を纏った人が集まってきた
そこにはあの冨岡さんもいた
“この人達が柱と呼ばれている人達?”
そう考えていると
後ろ手に縛られた男の子が連れてこられる
「なんだぁ〜鬼を連れた鬼殺隊隊員っつうから、もっと派手なやつを期待したんだが…地味な野郎だなぁ…おぃ」
後ろ手に縛られた男の子が声を発する前に
隠しの人がいう
「まだ口を挟むなバカやろう!誰の前にいると思っているんだ!柱の前だぞ!」
“やっぱりこの人達が柱なんだ!”
思わず身を乗り出しそうになる
柱のうちの一人である女性が話しはじめる
「裁判をはじめる前に君が犯した罪の説明を…」と
煉獄さんが被せ気味に話す
「鬼を庇うなど明らかな隊律違反!我らのみで対処可能!鬼もろとも斬首する!」
“えぇ!?煉獄さん、今斬首するって言った!?え?何で?この子何をしたの?”
離れていてよく聞こえない
そうこうしているうちに話が進む
なんかすごい剣幕…
あの男の子めちゃくちゃ怒ってる
って、あ!
次の瞬間男の子は傷だらけの柱に
頭突きをくらわせ
「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら!
柱なんてやめてしまえ!」
そう叫んでいた