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皆がみた夢〜鬼滅の刃〜

第7章 柱合会議-其の壱


準備を終え、煉獄さんと並んで歩く
歩幅を私に合わせて
ゆっくり歩いてくれる煉獄さんを見て、
一緒に買い物に行った日を思い出す

ククク…と煉獄さんが笑い出す

「共に買い物に行った日、ゆあ が着物を着れないと焦っていた姿を思い出してしまった!」

そう言われて恥ずかしくて赤くなる

「はい…あの時ほど着物を一人で着られるように練習しておけば良かったと後悔した日はなかったです…」

自嘲ぎみに笑う

「いや、あの時のあの反応が可愛いく思えて仕方なく、時々思い出すのだ!」

…可愛い…か…そう言われて
さらに顔が赤くなっていくのが
自分でもわかった


「宿についたぞ」

煉獄さんがそう言うと
目の前に立派な藤の家紋が描かれた宿が見えた

そういえば…藤の家紋の家は
鬼殺隊のために無償で
奉仕して下さっているんだっけ…

中に入ると女主人が出迎えてくれた

部屋に案内され、一息つこうとお茶を淹れる

すると隣の部屋から煉獄さんがやってきた

どうやら近辺で鬼が出たとの報告があり
今から向かうらしい
煉獄さんは何故だか申し訳なさそうにするので

「お茶を飲んでから行く事はできますか?私は大丈夫ですので安心して行って下さい」

そう微笑みながら伝えると

「ありがとう!では茶をいただき次第向かうとしよう!」

そう言って座るとお茶をグイっと飲み干し
刀を持って部屋から出て行った

足音が遠ざかり
「ご武運を」
そう言う女主人の声が聞こえた
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