第7章 柱合会議-其の壱
お館様から文が届く
“お返事か”
ゆあと話してすぐ筆をとりお館様に文を書いた
ゆあの事は伝えていたものの
ゆあがお館様にお会いしたいと言うとは思わず
お館様もさぞ驚かれたろうと思う
文を開くとそこには
明日柱合会議が開かれる旨と
ゆあ を連れてくる様にと
書かれていた
今から準備をし途中で宿を取れば、間に合うな
そう考えながらゆあの部屋に向かい
様子を窺い、声をかけようとすると
先に中から声がかかる
「煉獄さんすみません!やっぱり寝坊してしまいました!今何時です!?もしかしてお昼とかですか!?本当にすみません」
とても焦った声で
バタバタと用意をする音が聞こえ
思わず笑ってしまう
「いや、まだ九時だから心配いらない!それに寝坊して構わないと言ったのは俺だから、ゆっくり着替えてくるといい!」
そう言うと中から
「ありがとうございます!」
と返事が返ってきた