第5章 炎柱と水柱
しばらくすると煉獄さんから呼ばれたので
部屋に来た
先程の隊士の方がまだ居り、
任務の話が終わったから私を呼んだと言う
自分がなぜ呼ばれたのか分からず
???を頭に浮かべたまま座る
「実は彼女の事はお館様に相談済みだ。詳しい事は今は言えないが、次の柱合会議の際にお話があると思う。せっかく冨岡がいるので紹介はしておきたい!」
そう煉獄さんが言うと
隊士の方はわたしに向き直り、口を開く
「冨岡義勇と言う。煉獄と共に鬼殺隊で任務に当たっている」
「はじめまして冨岡さん。私は ゆあ と申します。今は煉獄さんにお世話になっております。お見知りおきください」
そう言って頭をさげた
「いや、そんな畏まらなくていい。俺はそんな大そうな立場ではない」
そう告げると煉獄さんに視線を戻す
「冨岡は相変わらず謙遜が過ぎるな!水柱だと言うのに!」
“え?この方凄い人なの?…”
「冨岡は今夜ここから近い山に任務に行く。それまでここで手合わせをして夕飯を共にする。だから ゆあ にも仲良くしてもらいたい!」
“…ん?仲良く?仲良くって何すればいいの?…
冨岡さんのテンション低いし、仲良くしたい様には見えないけれど…”
そう考えていると
「よし!早速皆で道場に向かおう!ゆあ も一緒に来るといい!」
そう言って立ち上がる煉獄さんに続いて
無言で立ち上がり付いていく冨岡さん
温度差が気になる…
でも剣士の手合わせって見てみたい!
そう思いついて行った