第4章 生活のはじまり
【煉獄杏寿郎 視点】
一通り買い物が済んだところで
ふと腹が空いている事に気づく
「そろそろ昼餉の時間だな!」
そう言ってゆあ の方を見る
ゆあ は時計を見ていた
“まだ腹は空いていないのか?”
そう思ったら急に揶揄いたくなった
「腹の虫は鳴らないか!?」
と言ってゆあ の方を見ると
少し怒った様な顔をしてこちらを見て
「今日は大丈夫です。朝たくさんいただきましたから」
と怒ったような拗ねた様な声が返ってきた
“しまった!揶揄いすぎてしまった!”
少し慌てた俺をみてゆあ が
フフフと笑う
「うまい蕎麦屋があると聞いた。行ってみよう」
デパートを出て歩いてゆく