第4章 生活のはじまり
煉獄さんのお仕事仲間の人?が
作ってくれたという食事は、どれも美味しかった
“あ〜日本人で良かった〜、和食最高!”
そんな事を思いながら箸を進める
すると煉獄さんが話し出した
「ゆあ、昨日も思っていたのだがその浴衣とても似合っている!しかも上質なモノの様に思う!今日買う着替えもいいモノを揃えよう!」
と言われ、思わず頬が熱くなる
“煉獄さん、さらっと褒めてくれるよね。やっぱり嬉しいなぁ…そう言えば真衣ちゃん達も褒めてくれたっけ…”
ふと花火大会の事を思い出す
二人は無事なのかなぁ
この時代に来たのは私だけなのかなぁ
そんな事を考えてしまったが
“あ!いけない!せっかく煉獄さんが褒めてくれたのに!”
と思い直し
「これは祖母が私のためにあつらえてくれた浴衣なんです。私に似合う生地と帯を選んで作ってくれたみたいで、褒めていただけて嬉しいです♪」
と話した。
「そうそうか!孫娘の事をよく分かっておられるな!お祖母様の感性は素晴らしく良いな!」
煉獄さんがおばあちゃんの事も褒めてくれているのがとても嬉しかった
「よし!朝餉も済んだところだ!買い物に行こう!」
「はい!」
煉獄さんと買い物に行ける事が楽しみな
私がそこにいた