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皆がみた夢〜鬼滅の刃〜

第21章 里


【煉獄杏寿郎 視点】

里に着く頃には陽が昇り始めていた
くそっ…間に合わなかったか?

里は大半が瓦礫の山になっている
ゆあ は無事なのか?
辺りを見廻す

「炎柱!ゆあ さんはこちらです!」
そう呼ばれて向かう

「この建物におります」

「すまない!」

部屋の襖を開ける

「ゆあ !無事か!」

「わ!びっくりした!驚かさないでください!」

「どこも怪我はないか!?」

「私はかすり傷程度です。今時透くんの治療中ですので、そちらでお待ちください」

そう言われて目を遣ると時透が横たわっている

「時透!無事か!?きみも派手にやられたな…」

「煉獄さんや宇髄さんよりはマシですよ…何も失いませんでした…」

「!?時透…」

「時透くん、こんな風に感情を出す子だったんですね。知りませんでした」

「あぁ…俺も驚いている…」

時透にとって何か良いきっかけがあったんだな…

「痛たたた…それでもやっぱり痛いものは痛いですね…」

「無理しちゃダメだよ。胡蝶さんから預かってた解毒剤使ったとはいえ、まだ完全に解毒できていないからね」

「ゆあさん、ありがとう。素早い処置のおかげでだいぶ楽になったよ…」

「時透!ゆあが分かるのか?」

「そうみたいだよ!時透くん、私達の祝言の事も覚えていたみたい。さっきその話してた」

「そうか!時透、いろいろ思い出したのか!?良かった!それは実に良かった!」

襖が開く

「失礼します。霞柱、お迎えにあがりました。蝶屋敷に今からお連れします」

「うん、頼むよ」

「時透!しっかり休むように!」

時透…霞が晴れたか…
きっともっと強くなるな!
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