第21章 里
ーーー部屋に案内される
“なんか…小さいお爺さんが座ってる…”
「里長!お久しぶりです!お元気でしたか!」
「おお、杏寿郎くん!久しぶりだな!お父上はお元気か?」
「はい!父上は元気にしております」
「ん、それは良かった。で、そちらさんが」
「初めてお目にかかります!冷泉…あっ、違う、煉獄ゆあと申します」
そう言って頭を下げる
「ほぉ〜うら若きお嬢さんが噂の剣士であり医師でもあるお嬢さんかぁ〜」
「はい!そして俺の妻でもあります!」
「こりゃまた驚いた!杏寿郎くん、君いつの間にか祝言挙げてたのね」
「はい!子もおります」
「うんうん、赤き炎刀も受け継がれそうだね。ゆあさん、刀の調整に少し時間がかかるから、里でゆっくりして行きなさい」
「「ありがとうございます」」
里の中をしばらく散策していると
「あれ?ゆあさんと煉獄さん?」
「あ!炭治郎くん!」
「竈門少年も来ていたのか!」
「はい!お久しぶりです!お二人の祝言以来ですね!お元気でしたか!?」
「うん!元気にしてたよ!私も産後落ち着いたから、任務に復帰する事になったの!またよろしくね!」
「ああ!そういえば!お子様の誕生おめでとうございます!なかなか会いに行けず…次はぜひ会わせてください!」
「竈門少年、いつでも遊びに来てくれ!」
「それじゃあ俺、玄弥の所に行きますんで!失礼します!」
「玄弥?」
「不死川の弟だ!」
「えぇ!?不死川さん弟いたの!?」
ーーーその晩
「ゆあ、俺は今から任務にでる。隊士も数名現地にいるからきみは来なくて大丈夫だ。それにここは隠されているからここにいる方が安全だ」
「分かりました。お気をつけて」
「うむ、行ってくる」
そう言うと、そっと口付けて行った