第18章 祝言
「よお煉獄!酒が足りねぇんじゃねぇの?」
そう言って宇髄が酒を持ってくる
「ああ、そうだな!飲もう宇髄!」
「ところで宇髄!きみはゆあ の体に触ったのか?」
「いやぁ〜あれは着物が着れないっつうからさぁ〜。仕方ない…不可抗力だ!」
「宇髄!」
「祝言あげちまったから、もうさわらねーよ!」
「当たり前だ!」
「煉獄さ〜ん、喧嘩はだめですよぉ〜」
「甘露寺!きみは相変わらず酒が弱いな!もう酔っているのか!」
「煉獄さ〜ん、家族三人仲良くしてくださいねぇ〜ゆあ ちゃんの事傷つけたらゆるひまへんよぉ」
「家族三人とは何だ?傷つける事は絶対にない!」
「ゆあちゃんのぉお腹にいる子ですよぉ〜きっと可愛いとおもひまふよ〜」
!?何!?
ゆあ の方を見るが談笑していて甘露寺の話は聞こえてないようだ
「甘露寺!それは本当なのか!?」
甘露寺が頷く
隣で同じ様に話を聞いていた宇髄が声を上げる
「こりゃ派手にめでてぇじゃねぇの!!」
宇髄の派手な声に皆がこちらを見る
「煉獄が父ちゃんになるんだとよ!」
!!!!えー!!!!
「煉獄、やることやってたんだな!」
宇髄が肩に腕を回して小声で言ってくる
そして皆が一斉にゆあ を見る
顔を真っ赤にして俯いてしまった
「ゆあ さん、それは本当か!?」
父上がゆあ に詰め寄る
そしてゆあ が「本当です」と言った
皆がまたおめでとう!と祝福してくれる
“俺が父親になるのか……”
後日、甘露寺が土下座をしにきたのは
言うまでもなかった