第14章 元炎柱
「あらあら、ここは一応病室なので一緒に寝るのは控えていただけると助かります」
そう胡蝶さんに言われてしまった
「すみません!」
安心からか、同じベッドで朝まで寝ていたため
様子を見に来たアオイさんを
驚かせてしまったらしい…
…穴があったら入りたい…
「すまんな胡蝶!」
「煉獄さん、診察しますから来ていただけますか?」
「ああ分かった!今から行こう!ゆあ も付いてきてくれ!」
そうして三人で診察室までくる
胡蝶さんの診察をじっとみる
一つ一つが丁寧で全身をくまなく確認する
たくさんの隊士を見てきた人の動きだ
そして一通り診察が終わり、胡蝶さんが口を開く
「煉獄さんの事ですから…ご自身の事はよくお分かりだと思いますが、右目はもう見えません。内臓に関してはまだ完治しているとは言いがたいので一ヶ月は自宅療養をして下さい」
「ありがとう胡蝶!右目の事は意識が戻った際に確認した!内臓に関しては胡蝶の言うようにしばらく療養させてもらおう!」
「ゆあ さんがいるので大丈夫だと思いますが、無茶をしないようにして下さいね。ゆあ さんお願いしますね」
「はい。胡蝶さん、ありがとうございました。それじゃあ私は先に帰る準備をしてきますね!」
…
「煉獄さん、ゆあ さんがいて良かったですね」
「ああ!ゆあ が側に居てくれて幸せだ!」