第12章 責務を全うする
「いやはや、炎柱様のところに新しい日輪刀を持ってくるのは久方ぶりですな」
刀鍛冶がそう言ってやって来た
「久方ぶりだな!」そう応じる
持ってきた日輪刀がゆあ に渡される
そうして渡された日輪刀をゆあが握ると
青く色変わりをした
「ほぉ、伺っていた通り、水の呼吸ですか」
「はい!水の呼吸は青なんですね!きれい…」
ゆあ が思わず日輪刀に目を奪われる
“水の呼吸の刀はこういったものなのだな”
普段、他の隊士の刀を見る機会がないので驚く
「うむ、煉獄家に水の呼吸が入るとは!なんも嬉しい事だ!」
本当は同じ赤だと尚嬉しかった
それでも、ゆあ が日輪刀を持つ姿をみると
感慨深い
「炎柱様の赤き炎刀も私はすきですよ。また見せてくだされ。それでは、私はこれで失礼しますね」
そう刀鍛冶に言われ
“俺は赤き炎刀で人々を、ゆあ を、守るまでだ!”
そう誓った