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皆がみた夢〜鬼滅の刃〜

第10章 恋柱


“やばい!やばい、やばい、やばい”

蜜璃ちゃんと急いで走る

「ゆあちゃん、ごめんなさいね!ついつい楽しくてこんな時間になっちゃったぁ〜」

「蜜璃ちゃん謝らないで!私も楽しかったんだから!」

とにかくひたすら走る

煉獄家の門が見えて来た

あ…
ここからでも分かる
めちゃくちゃおこってる

本当に門の前で仁王立ちする人いるんだ…

「「遅くなって、ごめんなさい!!!」」

二人で謝る

「おかえり!」

そう言う杏寿郎さんの顔は笑っているけど
声が笑ってない…

「甘露寺!ゆあを送り届けてくれてありがとう!もう任務に向かうといい!」

“煉獄さん、めちゃくちゃ怒ってるわぁ〜おでこに青筋立ってるしぃ”

「ゆあちゃん!またね!」

「またね!蜜璃ちゃん!」

(目配せをする)

… … …

「ゆあ!」

「はい!」

「着替えたら俺の部屋に来るように!」

「はい!」

急いで部屋に戻る
息つく暇もなく部屋着に着替え
杏寿郎さんの部屋へ向かう

「着替えてきました」

「入るといい」

部屋の襖を開けると杏寿郎さんが
こちらを向いて座っている
その顔は先程より和らいでいて少し安心する

「ここに座りなさい」

「はい…」

「なんで怒っているか分かるか」

「門限を守れなかったからです…」

門限で怒られるとか…
高校生みたい…

「それだけか」

ん?まだあるの?えっと…

答えに詰まっていると
杏寿郎さんが近くまできて抱きしめてくる

「頼むから、心配させないでくれ。きみを守ると約束したのに、もし危険な目に遭ったらと…心配だった…」

「…ごめん…なさい…」

「今回は柱である甘露寺が一緒だったからいいものの、それでも絶対はない」

「はい…反論の余地もありません…」

抱きしめる力が強くなる

「杏寿郎さんと…一緒に寝てもいいですか?」

「あぁ、そうしよう」

自然と唇が重なる
啄むような口付けから
だんだんと深い口付けになる

んっ…

思わず声が漏れる

杏寿郎さんの手が浴衣の襟から入ってくる
温かい大きな手が肩に触れ
思わずビクッとする

「不安か?」

そう聞かれて首を振るも

「無理はさせたくない」

そう言って、襟を直してくれる

「寝よう」

そう言って二人で布団に入り眠りについた
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