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たまのケージ【ヒロアカ】

第4章 Erode(ホークス)


公安委員会本部の一室。

そこのソファには、公安委員会会長のホークスと、ツクヨミこと常闇踏陰が向かい合って座っていた。

「最近さ、平和になってきたからかな?仮免試験受ける子が少なくなった気がするんだ」
「して、対策は……」

対策、と聞かれてホークスは閃いた。

「あ!あれだよ、常闇くん。仮免試験の様子を、動画配信するってどう?」
「……む、成程」

功を捨てずにアップデートする男、ホークス。

「うんうん、そうしよう。そしたらさ」

目の前のパソコンに手を伸ばし、起動させる。

「高校サッカーみたいに、応援団長みたいなの、必要じゃない?」
「応援団長、とは?」
「ほら、毎年テレビとかでやってるじゃない?新人の清純派女優がリフティングしながら高校生選手を応援してる、あれ。仮免試験にもそういうの導入してもいいと思うんだよね」

 そうと決まれば。

検索エンジンに、『新人 清純派』と打ち込んでEnterボタンをポチっと押す。

「常闇くんは、どんなコがいい?」
「……なんでも……」
「そんな事言ってると、春過ぎちゃうよ?」

そんな世間話をしながら、片っ端からヒットした芸能事務所のホームページをチェックしていく。

 うーん……

 この子は……笑顔があざといな、ボツ。

 この子は……うーん……

清純派、といっても色々いる。
応援団長探しは、困難を極めるかも知れない。
と、思った矢先だった。

「お」

1人の新人グラドルの宣材写真が目に入った。

 どれどれ……

 甘井繭莉

 愛称・ぱっきー。

 20歳。

 なかなか可愛い。

 スリーサイズは上から90、58、87。

 なかなか魅惑のボディ。

 いや、でもグラドルか……狙いすぎ?

 女優とかの方が、いい気も……

 ま、いっか。

「常闇くん、このコなんか、どう?」

パソコン画面を、常闇のほうにくるっと向ける。
それを暫く見つめた常闇が、無表情で頷いた。

「ん、決まり!早速オファーしてみるよ」

ホークスは、妥協した。

しかしこの妥協が、後々自分の首を絞める事になるとは思いもしていなかった。
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