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The usual one【ヒロアカ中心】

第3章 ナチュラルスキンシップ(爆豪勝己)


 つまり、押し倒されていた。
 
 意外と力強ぇな、オイ。
 あ、いや、そうじゃねぇし!

 状況の整理と期待と驚きで、頭がぐるぐるしすぎておかしくなりそうだ。

 繭莉が、首元に顔を埋めてきたので髪が頬に触れてこそばゆい。
 
 「っ」

 身を捩ろうとした瞬間、首にチリっとした痛みが走る。

 「っな……!」

 吸われてる。

 首が、熱い。

 身体も熱い。

 コイツの髪の匂いがいい匂いすぎて、鬱陶しい。

 勝己はもう、今だけ考えるのを止める事にした。

 プチプチと、ワイシャツのボタンを外される感覚がする。

 次は何をされる?

 何、なに……

 いや、考えんの止めんだった。

 それにしても、コイツの手、何か……

 きもちいい。

 その気持ちいい手が、勝己の胸に触れた。

 健康的男子としては当然だが、ビクっと感じてしまう。

 「っ……は……」
 「……爆豪くん……」
 
 繭莉の手が、するすると下へ降りていく。

 ここまで来たら、期待する事は1つしかない。


 触って欲しいとか、思ってしまう。

 
 カチャカチャとベルトを外されるのを、どこか他人事のように見ていた。
 いや、外されてるの、自分なんだけれども。

 「……」

 繭莉の小さな手が、勝己の自身をそっと包んだ。

 「っ!」
 「……勃ってる……」

 馬鹿か、コイツ。
 ここまでされたら誰だって勃つわ、普通。

 そんな事をぼんやりとした頭で思っていると、繭莉が髪を耳にかけながら、もうガチガチになった勝己のモノに顔を近づけた。
 竿をつぅっと舐め上げて、先端を口に含まれる。

 「んっ、ん……ふ……」
 「っく……は……!」

 ちゅぷちゅぷと音を立てながら、吸ったり舐めたり、緩急をつけてくる。
 繭莉の意外にも巧い愛撫に、どうにかなってしまいそうだ。
 
 「……ん、ぅ……っ」
 「は、っ……出る……!」

 気持ち良さに思わず、繭莉の口の中に欲を出してしまった。

 「……んくっ……」

 それを迷わず嚥下する繭莉の顔が、正直エロい。

 本当なら、押し倒し返して滅茶苦茶に抱き潰している筈だ、健康的な男子高校生なら。

 しかし、残念な事に何故か身体がピクリとも動かない。

 このまま、まさか……
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