第2章 ゆめのプロポーズ(轟焦凍)
ショーツの上から秘所をつうっとなぞられて、身体がビクンと反応する。
「あんっ、しょ、と……っ、だめ、わたし……っ」
「やっぱ、嫌か」
「ううん、そうじゃ、なくって……っ、その、すごい……久しぶりで……」
焦凍が驚いた顔をした。
「一ノ瀬は?」
「あの……して、ない……」
犯罪者とシなくて、よかった……!
「じゃあ、一緒だよ」
「え?」
「俺だって、あの日からしてねぇ」
「う、うそ……っきゃぁ!」
ショーツの間から秘所に指を挿入されて、久しぶりの刺激に身体が悦んでしまう。
「あの日……本当に、ごめん。酷ぇ事、した」
「あ、ん、ぅうん、あっ、わたしも、ごめんなさ……」
また、涙が頬を伝った。
「焦凍、ごめん、わたし……っ……」
「もう、いいって。それよりこっち、集中して」
「ぁうっ、や、ぁん!」
そう言われて、いい所に当てるように指をナカでぐいっと曲げられて、くちゅくちゅと音を立てて出し入れされる。
「あっあ、しょう、とっ、そこっ……やぁ……っ」
どうしよう。
もう、イっちゃいそ……
そう思った瞬間だった。
『だから俺、やってねーし!』
と、怒声が聞こえて2人してビクっと固まった。
お、お隣の部屋ね……
絶賛、取り調べ中なんだ……
「……はは……」
「……ふふっ……」
私達は、顔を見合わせて笑った。
「繭莉」
「ん?」
「続き、俺ん家でしよう」
私は、うんと返事をする代わりに焦凍にキスをした。
日はとっぷり暮れて、pm9:00。
「あぁっ、焦凍のお家、あったかいよぉ……私、もうここから動きたくない……」
やっと全部が終わって、着替えてから焦凍の1人暮らしの部屋に連れてきてもらって、今ソファの上で私は家のありがたみを感じている。
「いや、動いた方がいいと思う。風呂位入れよ……髪、セットしててガッチガチじゃねぇか」
「……う……」
私が何も言い返せないでいると、焦凍がTシャツを「ん」と渡してきた。
「俺ので、悪ィけど……取り敢えず風呂、入ったら」
「う、うん……」
着替えを受け取って、お風呂場に向かう。
何だか……焦凍と初めてのセックスをした時みたいに、やたら胸がドキドキしてきた。
緊張、しちゃう……