第2章 ゆめのプロポーズ(轟焦凍)
「焦凍、お風呂、ありがと……」
リビングに戻った私がそう言うと、ソファに座っていた焦凍が「うん」と言って立ち上がった。
「俺も入ってくる。ドライヤー、そこに置いてるから」
私の頭をポンと叩いて、お風呂場の方へ行く焦凍を、目で追いかけていた。
その後ろ姿を見て、思う。
何か、焦凍……すごく男になった……
身体つきも、表情も。
これから私……抱かれるんだ。
大人になった焦凍に。
そう思うと、ドライヤーの熱風がやけに熱く感じた。
「眠くねぇか?」
お風呂から出てきた焦凍が、私に尋ねる。
「うん……まだ、大丈夫かな」
私がそう言うと、焦凍は急に私の身体を横抱きにして歩き出した。
「しょ、焦凍っ、あの、」
「いいだろ、これ位」
……女の扱いまで、スマートになっちゃって……
焦凍は、私の身体をそっとベッドに降ろすと、後ろからぎゅっと抱きしめてきた。
「もう一生、触れねぇと思ってたから……」
その腕に更に力が入った。
「触って、いいか」
いつかのように、焦凍が言った。
「……うん……」
私達は、引き寄せられるようにキスをした。
そして、お互いに服を脱がせ合う。
パサパサと、床に服が落ちる音だけで、欲情した。
焦凍の手が、私の胸に触れた。
そして、やわやわと優しく揉みしだかれる。
「ぁんっ、あ、あ、っ、あぁっ……」
「すげ……ふわふわ」
そのまま、ゆっくり押し倒されてまたキスされて……それだけで溶けるんじゃないかと思う程、身体が熱くなった。
「繭莉っ……」
「焦凍、っ、あ!」
つぅっと身体のラインを指でなぞられて、ぞくぞくと身体が甘い期待に震えた。
身体をなぞっていた指が、秘所に触れた。
「んぁっ、あ、ゆび……っ……!」
「その声、堪んね……」
秘所の上の方でぷくっと勃った淫芽をぐりぐりと弄られて、気持ち良くて……焦凍から与えられる快感にただただ身を任せた。
「や、やぁっ、ぁ、ぐりぐり、やなの……っ!」
「じゃあ、これは?」
そう言われて、もう濡れきった秘所に指を2本挿入される。
「あぁっ!そん、な、あっ、いっぱい、はいっちゃう……っ、きもち……!」
「繭莉ん中、すっげ、熱い……溶けそ……」