第15章 本当はね(ホークス)
「あ、あぅっ、や、っだ……それ、やだぁ……っ」
「ふぅん、やなんだ。……じゃあ、これは?」
それまで、私のナカをまさぐるように動いていた指がじゅっと音を立てて出し入れされる。
「ひぁっ!あ、あ、あっ、やだってばっ、も……むり、おねが、鷹見っ……抜いてぇ……!」
「繭莉さん」
鷹見が、胸を弄るのを止めてその腕で私をぐっと抱きしめた。
「やだって、言わないでよ……俺の事、拒否らないで」
……え……
鷹見……?
なんだか、今にも泣きそうな声で言われて思わず顔を後ろに向けると顔を見られたくなかったのかキスで誤魔化される。
「んんっ、ん……んむぅっ」
その間も、だんだんと指の動きは速くなっていって身体が甘く痺れて上手く立っていられそうにない。
だめ、こんな……指だけで、私……
ズンっと最奥を中指で突かれた瞬間、ビクビクとナカが痙攣し始めてもう自分が絶頂を迎えそうなんだと悟る。
「ん、んぅっ……うん……っ!」
「……はぁっ……繭莉さん、イきそうでしょ」
私から唇を離した鷹見が全てお見通しと言わんばかりの表情で言った。
「は……あっ、イっく……も、イっちゃ……たか、み……!」
ナカに埋まった指がくっと曲げられて、私の視界は真っ白に弾けた。
「あ、あぁっ、やあぁぁあっ!」
絶頂を迎えて限界になった身体の力が抜けて、膝からガクンと崩れ落ちそうになる。
「おっと」
それを鷹見に抱き止められて、首筋に顔を埋められる。
「は……はぁ……ぁ……鷹見……」
「可愛いっすね、繭莉さん」
こんな事をした後にそんな事を言われて、ついでに抱きしめられて勘違いしそうになってしまう。
このまま、鷹見の事好きになってしまうんじゃないかって。
いや!
ち、違うもん……
鷹見が勝手になんかしてきただけで、私は……
「もうすぐ消灯なんで、身体落ち着いたら帰って下さいね」
「……なんで……」
「なんでって、なに?……最後まで、シたいの?」
鷹見がいつもの顔に戻ってニッと笑ったので調子乗んなよと思ってそのお腹に肘鉄を食らわせた。
「いだっ!ひどいなぁ」
「バカじゃないの!?シたくないから!もう帰る!じゃあねヘンタイ!」
ヘラヘラ笑いながらお腹をさする鷹見を一瞥して、私は個室のドアを開けてそこを出た。
それが、病院で鷹見とした最後のやり取りだった。
