第6章 ブルーベリー・ナイツ(切島鋭児郎)
私達が行きついたのは、ホントにそこら辺のラブホだった。
ラブホも、前に来たのはいつだったかと思う程ご無沙汰だった。
部屋のドアを開けると、不潔に綺麗に輝く照明。
色々、綺麗なんだけどどこか不潔さを感じる。
……今どきのラブホって、こんななんだ……
まぁ、そりゃ……えっちする為の、部屋だもんなぁ……
そんな事を思っていると、後ろから抱きしめられる。
「こんな所で、悪ィけど……」
「……ううん、いい……です……」
私がそう答えると、後頭部にちゅっとキスされた。
「こっち、向けよ」
その言葉に振り向くと、口付けられてそれだけで身体の芯がじんわり熱くなってくる。
「んっ……!」
切島くんの熱くなった舌が、ぬるりと口内に入って来て、舌を絡めとられると下半身がきゅうっと疼いてしまう。
「っは、ん……ぅん……っ……」
私を抱きしめていた手が、身体のラインをなぞる様に下へと下りていく。
「んぅ、ふぅっ……ン!」
スカートの中に、するりと手が入ってきた。
ぴくんと身体が反応して、思わず口を離すと男の顔をした切島くんと目が合ってしまう。
「あんま、そんな顔すんな……マジで、どうにかしてやりたくなっから」
「切島く……」
「お前はやっぱ、可愛いよ。……繭莉」
いきなり名前を呼ばれて、キュンとしてしまう。
切島くんの手が、お尻をすりすりと撫でる度に感じてしまって、大事な所から蜜がとろっと出てくるのが分かった。
「あっ、はぁ……そ、んな……されたら……」
立っているのがやっとで、彼の背中にしがみつくと、ショーツの中に手が入ってきて直接お尻を鷲掴みにされる。
「きゃ!ぁんっ、は、」
お尻の割れ目をつぅっと撫でおろして、秘所に切島くんの指がくちゅ、と触れた。
「あ!あっあ、んっ……!」
「やべ……堪んね……」
そのまま指を挿入されて、ナカをゆっくり広げるように愛撫される。
その度に、ぐちゅぐちゅと愛液が音を立てて溢れ出して切島くんの指に絡みつく。
「繭莉ん中、指入れただけですっげぇ吸い付いてくる……きもちい?」
「はぁ、ぁんっ、くちゅくちゅって、きもち、いいのっ……!」
「そうだよな、すっげぇ……濡れてるし」
切島くんの指が、ズッズッと私の中で出入りして眩暈がしそうになる。