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The usual one【ヒロアカ中心】

第1章 限定って言われると欲しくなる(ホークス)


 おにいさんの手が私の頬に触れた。

 きっと、何事も無かったように腕を引いて立たせてくれる。

 そんなある筈もない期待をしてしまう。

 案の定ドサッと床に押し倒されて、やっぱり期待なんてするもんじゃないと思った。

 「な、なんでこんな……」
 「繭莉ちゃんが、可愛いからいけないんでしょ?」

 なんで、私の所為なの?

 もう、おにいさんが分からない。

 ううん、最初から、このひとの事なんて分からなかった。

 出来るならもっと、お互いを知ってから、段階を踏んで……


 なんて。


 そんなの、キラキラ映画か。

 そんな事をぼんやり思っている間も、おにいさんの手は止まらない。
 ショーツの紐をスッと解かれて、太腿辺りまでそれをずらされて……大事な所が丸見えになってしまう。
 
 「!」

 足を閉じようとしたけど、逆にぐいっと開かされて足の間におにいさんの身体が割り込んできた。
 そしてそのまま、頭が下半身の方へ沈んでいく。 

 「っや、みないで……」
 「ごめん、今、聞いてあげられない」

 秘所のあたりで喋られて、吐息がそこに当たるので嫌でも身体は感じてしまう。

 「やだ、っ、こんな……あっ!?」

 秘所でぷっくりと膨らんだ蕾をいきなり舌でつつかれて、私の身体はビクンと反応した。

 「あ、んぁ、そん、なの、だめだよぉ……っ……!」

 おにいさんの舌が蕾を舐め上げるのに合わせて、くちゅくちゅと変な音が響くのが、恥ずかしい。

 男のひとの前で、こんなに足を開いて、そんな所……舐められちゃう、なんて……

 「や、やだ、もう……!」

 止めて欲しくて、おにいさんの髪をくしゃっと掴むと顔を上げた彼と目が合ってしまう。

 「あの、わたし、っ」
 「……力、入れないで」

 おにいさんが、自分の中指を舐めた。
 次の瞬間、私のナカに異物感が一気に広がった。

 「や!ゆび、はいっちゃ……!」
 「痛くない?」

 痛くなかった。

 それどころか、彼の指が私のナカで暴れる度に身体がじんと熱を持って、あんなに止めて欲しかったのに今はもっとして欲しいなんて、思ってしまう。

 「あっあ、ぅあっ、んっ……きゃぅ!」

 さっき感じた異物感がさらに高まる。
 指が増やされていた。

 「んぅっ、あ、あっ、そんな、したら……わたし……!」
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