shooting star【怪獣/保科宗四郎/甘々】
第4章 距離
「僕は···死なへんよ。が生きとるうちは」
「···っ、そう、ちゃん?」
「約束する。僕は絶対にそう簡単には死ななへん。今よりももっと強うなる。強なって、絶対にを守ったる。やから、一緒にいて欲しい」
···。
ダメだ。
これは断れない···。
ここまでそうちゃんに言わせておいて、断るなんて私には出来ないし···。
さっきからそうちゃんのせいで心臓がうるさい。
私だって、そうちゃんの事が好きになっているし、会えない時は寂しくて寂しくて、会いたくて仕方がなくて、胸が押しつぶされそうだった。
「····、私で、よければ····よろしくお願いします」
どんな返事をして良いのかわからなくて、私は熱い顔を隠すように顔を背けた。
「ほんまに···?、、こっち向いて」
「···今はダメ」
「いやや、顔、見たい」
「そうちゃん···!」
そうちゃんにやんわりと掴まれた手の感触。
「顔、真っ赤。···ありがとう。」