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大事なモノ~みんなの幸せを祈って~【鬼滅の刃】

第26章 嫉妬を溶かす、激しく甘い逆襲※微裏閲覧注意※


布団に押し倒されると、彼の重みが全身にのしかかる。
彼は昨夜の嫉妬を晴らすように、私の鎖骨や肩、指先に至るまで、執拗に自らの印を刻みつけていく。
その一触れごとに、彼がどれほど私を想い、狂おしいほどに焦がれていたかが伝わってきて、胸が苦しくなる。

「……俺は、不器用だ。冨岡みたいに澄ましてられねぇし、ガキ共みたいに素直にもなれねぇ。……だが、お前を想う気持ちだけは、誰にも負けねぇんだよォ」

普段の荒々しさが嘘のように、彼は私の耳元で弱音を吐き出すように囁く。
そして、私の服に手をかけ、熱い吐息を吹きかけた。



「……今夜は朝まで、俺のことだけ考えてろ」

炭治郎くんたちの優しさとも、無一郎くんの執着とも、義勇さんの爆発した情熱とも違う。
不死川実弥という一人の男の、剥き出しの「恋」という名の暴力的なまでの甘さ。

「あ……っ、実弥、さん……激しい、です……っ!」
「……うるせぇ。……愛してんだよ。死ぬほど……っ」

激しく、けれど壊れ物を扱うように甘く。

私は彼の傷だらけの背中にしがみつき、夜が明けるまで、彼の不器用で深い愛の渦に飲み込まれた。






翌朝。
疲れ果てて彼の腕の中でまどろんでいると、部屋の外からまたしても聞き覚えのある気配が……。

「……不死川、時間だ。交代だぞ」
「不死川さん、を疲れさせすぎていませんか? 僕が癒やしてあげなきゃ」

襖の向こうで、義勇さんと無一郎くんが、今か今かと順番待ち(?)をして立っていた。

「あァ!? てめェら早すぎるだろうが! まだ寝てんだよォ!」

私の「嬉しい悲鳴」が止むどころか、当番制になったことで男たちの競争心に火がつき、産屋敷邸はますます熱い「愛の戦場」へと変貌していくのであった。


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