第56章 若手とベテランの調和 ― 愛の幸福会議
祝言を控えたある日の午後、産屋敷邸の広間では前代未聞の「会議」が開かれていた。
出席者は柱全員と炭治郎。
議題は「いかにして を世界一幸せにするか」
「俺は派手に、毎日違う宝石を贈ってやるぜ! 退屈させる暇なんてねェ!」
宇髄さんが胸を張れば、炭治郎が真っ直ぐな瞳で続ける。
「俺は、毎日温かいご飯を作って、 さんが心から安らげる家庭の味を守り続けます。家族みんなの笑顔も、彼女に届けたいんです」
「……俺は、この女を害する全ての外敵を、風のごとく切り刻む」
実弥さんがぶっきらぼうに宣言し、隣で義勇さんが
「……俺も、生涯彼女の隣に寄り添おう」
と静かに誓う。
「みんな、方向性がバラバラだね。……僕は、彼女の瞳に僕だけが映る時間を、毎日一時間は確保させてもらうよ」
無一郎くんの独占欲に、伊黒さんが
「一時間とは短いな、俺は寝ている間も蛇のように守り抜く」
と対抗。
悲鳴嶼さんが
「南無……皆、健やかで良い。私がそのすべての愛を包み込む大きな器となろう」
と締めくくる。
いがみ合っていた彼らが、今や「一人の女性の幸せ」のために知恵を絞り、尊重し合う。それは、あまりにも微笑ましく、温かな光景でした。
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