• テキストサイズ

【ハイキュー!!】矢印の先に、俺(私)はいない【R指定】

第15章 Loving Them Is Ruining Me


「クロと付き合ったって、あいつの愛し方受け入れられなくて逃げる。俺と付き合ったってクロのことが気になって、結局また壊れるだろ。」

テーブルの上で、指先がゆっくりと動く。






「どっちを選んでも、仁美は結局俺たちの前からいなくなるだろ。」

研磨の言葉に仁美 はすぐに首を振った。





「……それでも。こんな形になるくらいなら、私は……どっちかを選ぶよ。」






自分が逃げたせいで二人が追い詰められたなら、仁美はちゃんと向き合おうと思った。

仁美もまた、二人を大切に思っていると遅かろうが伝えるべきだと思ったのだ。






研磨はその顔をじっと見て目を細め、そして、ぽつりと言った。

「……もう、遅い。」






仁美 の喉が小さく鳴り体が引いた。

研磨はそんな仁美から視線を逸らさずに続けた。







「クロはさ。この三年間で……本当に壊れた。」

「……え?」






一瞬研磨の言葉が理解できなかった。






久しぶりに会った黒尾は、昔と変わらない笑顔で。

騒がしくて、明るくて、どこか安心する“いつもの黒尾”だったからだ。

/ 349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp