【ハイキュー!!】矢印の先に、俺(私)はいない【R指定】
第15章 Loving Them Is Ruining Me
仁美 は自分の部屋に入ると、鞄を床に落とすのも構わず、ベットに勢いよく身を投げ出した。
ばふ、と柔らかな音を立てて、天井を見つめたまま大きく息を吐く。
少し落ち着いたところで、昨日から今日にかけての出来事が一気に蘇る。
黒尾の声。
研磨の腕の感触。
二人の笑顔。
胸の奥がざわついて、仁美 はぎゅっと目を閉じた。
逃げるみたいに鞄へ手を伸ばし、スマホを掴む。
ロックを解除して、迷わず開いたのは研磨とのトーク画面だった。
久しぶりに打つメッセージに指先が少し震えた。
『会って、話したい。』
短い一文を打ち込んで、送信。
既読がつく前から、胸の奥が痛んだ。
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一方、研磨のスマホは仁美からのメッセージを受信した。
研磨は自分の部屋でベットに腰を下ろし、スマホを見つめていた。
内容を読んだ瞬間、ほんの一瞬だけ目を細めて、それから画面を伏せる。
次の瞬間、ぽす、と無造作にベットへスマホを投げた。
天井を仰いだまま片腕で目元を覆った。