• テキストサイズ

【ハイキュー!!】矢印の先に、俺(私)はいない【R指定】

第15章 Loving Them Is Ruining Me


仁美 は自分の部屋に入ると、鞄を床に落とすのも構わず、ベットに勢いよく身を投げ出した。




ばふ、と柔らかな音を立てて、天井を見つめたまま大きく息を吐く。

少し落ち着いたところで、昨日から今日にかけての出来事が一気に蘇る。





黒尾の声。

研磨の腕の感触。

二人の笑顔。





胸の奥がざわついて、仁美 はぎゅっと目を閉じた。

逃げるみたいに鞄へ手を伸ばし、スマホを掴む。






ロックを解除して、迷わず開いたのは研磨とのトーク画面だった。

久しぶりに打つメッセージに指先が少し震えた。






『会って、話したい。』

短い一文を打ち込んで、送信。






既読がつく前から、胸の奥が痛んだ。






––––––





一方、研磨のスマホは仁美からのメッセージを受信した。





研磨は自分の部屋でベットに腰を下ろし、スマホを見つめていた。

内容を読んだ瞬間、ほんの一瞬だけ目を細めて、それから画面を伏せる。





次の瞬間、ぽす、と無造作にベットへスマホを投げた。

天井を仰いだまま片腕で目元を覆った。
/ 349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp