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俺の名は

第7章 2つの影


女の身体は熱に蕩け、全身で呪霊を受け入れる。

媚薬で敏感に反応するその奥は呪霊を締めつけ、解放を誘うように蠢いていた。

呪「……っ、く……堪らない……。」

呪霊の呼吸が荒くなり動きが一層深く、速く、獰猛さを増していく。

理性などとうに吹き飛び、ただ本能の昂ぶりに従って女を求め続けた。

呪「……壊れるまで、受け止めろ……。」

耳元で吐き出されたその声と同時に、呪霊の全身が震えた。

深く貫いた最奥で、ついに限界を迎える。

「――ッ……あぁ……っ。」

咆哮のような声と共に、呪霊は女の中で果てた。

奔流のような熱を注ぎ込みながら、女の身体を押さえ込む。

女はその衝撃に全身を震わせ、涙と共に甘い声を溢れさせた。

「……あ……ああ……っ。」

熱と熱が絡み合い、2人の身体は果ての余韻に支配される。

呪霊の呼吸は荒く女を抱き締める腕は力強く震えていた。

呪「……良い……お前、最高だ……。」

吐き出すような言葉と共に、呪霊は女の首筋に顔を埋める。

女は力なく呪霊に寄り掛かり、崩れるように身を預けるしかなかった。

路地裏には果てた後の湿った吐息と熱だけが残り、夜の闇が再び静けさを取り戻していった。

路地裏に、突然鋭い気配が走った。

呪霊が女を押さえつけて愉しんでいたその瞬間、背後から2つの影が飛び込んでくる。

甚「――そこまでだ。」

声は低く鋭い。

だがその姿は五条悟のもの。

しかし瞳に宿る光は、冷徹で無慈悲な伏黒甚爾のそれだった。

呪「ちっ……!」

呪霊はその気配を察知すると、まるで影のように素早く路地裏を抜け出す。

追撃しようとした甚爾が殴ろうとするが呪霊は俊敏に逃げ去り残されたのは荒い吐息を繰り返す女と、2人の男たちだった。

悟「……くそ、取り逃がしたか。」

甚「……まぁ良い。今はそれより……。」

2人の視線が同時に女に向けられる。
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