イタズラ好きなあの子は天使のよう *戦国BASARA*
第3章 え、君、誰?
佐「…まぁ…。 見えないかな…」
佐助はキリッと鋭い瞳になったルナに目を細めた
『…私は何処にも雇われていないよ。 そこら辺を気ままに旅をしているだけさ!』
ニコッと笑うルナに
佐「そこまで無邪気な笑顔を向けられちゃ…、警戒してる俺様が馬鹿みたいじゃなーい…」
佐助は苦笑いしながら苦無をしまった
『これでも私は有名な忍らしいがな』
佐「何か他人事のような言い方だね?;」
『だって知らないんだもんっ…』
佐「アハ! 今きゅんってしちゃった俺様♪」
『気持ち悪いなオイ』
佐「えー…」
ルナは髪をとかし終えて満足したように笑い、軽く手で弾いて揺らす
そこで佐助はハッと気付いた
佐「"美しき銀の妖"…!」
『…何だ、お前も知っていたか』
揺れる銀の髪、微笑む美しき素顔、人を惑わし誘う妖のよう…
佐(だから"美しき銀の妖"…。 …目に毒だねぇ、違う意味で…ね)
(ちなみに私の名前はルナ、宜しく)
(へぇー可愛い名前♪ 俺様はぁー…)
(知ってる、情報収集済みだ!)
(えー…(この子本当に何者なのー…?;))