第11章 【闇夜の太陽/2章:ロー落ち編】10話
《AnotherStory/闇夜の太陽》ロー落ち編
第2章│10話【━━━━━━━━━】
10/10話:1(1/4)/1P┃30/33P┃1900字
ドリノベ様再投稿用変加筆済
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続いて立ち寄った大きな島は、結構栄えていて色々な施設があって[あのワノ国]で戦うタメにも、生活をするためにもできるだけの準備と装備、船の補強などができるところだった。
(もともと補給とかがしっかりできるトコが候補だったけど、そういうのがスゴく可能な島にしてもらった。過分になることはないだろうから、私も買うぞ!!)
恐らくもう[ワノ国]に着くまでに───ここまで物資が豊富に揃うのは最後だと思われたので、この島には三日間の滞在が決まっている。
滞在一日目のローくんは船のことなど船長の役割が忙しかったので、私は子供達と護衛のクルーと一緒に商店街やレストランで遊んでいた。
迎えた滞在二日目の朝。
「おい、…━━━……」
揺すられてる私に聴こえたローくんの声に起きたけど、その声をもっと聞いてたくて目を開けるのを止める。
「すでに起きてるのは分かってる。イタズラするぞ?」
「………ローにまどろんでるのに……」
「ジャマして悪ィけど、ガキ共と来てくれ」
忙しいローくんが誘ってくれたことなのでなるべく早く準備をして着いて行ったら───
そこは砂浜。
(うわっ!キレイ!!)
どの島にも[泳げるビーチ]があるわけではないので、こんな風に子供でも危なくないビーチはとても珍しい。
「こういうの懐かしいだろ?今度はおれが海に入れねェけど、遊ぶ分には問題ねェからな。ココ知ったらガキ共連れて来たかったんだ」
「パーパ、しゅごい!」「おおお──っ!!」
ニヤリと口角をあげると『触れる海』を初めて見て興奮している子供達と笑って遊んでるローくん。その姿を見てるとなんだか胸が苦しくなって「私も混ぜて!!」と飛び込んだ。