第8章 【闇夜の太陽/2章:ロー落ち編】07話
《AnotherStory/闇夜の太陽》ロー落ち編
第2章│07話【━━━━━━━━━】
07/10話:1(3/3)/1P┃22/32P┃1700字
ドリノベ様再投稿用変加筆済
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「とはいえ………そんなプライバシーな内容なこと、よくご存知でしたね?ローはプライベートなのあんまり言わなそうなのに……」
気まずいので話題の方向を変えて、はずかしくなるのをローくんにシフトチェンジしてみる。
「ああ、おれ達も付き合い長いからね。ガキん頃は今よりもそういう系のハナシもしてくれてたし」
(あれ?同世代にはわりとスナオ?あ、違う違う。ローくんて昔から自分からは言わないことも、人に聞かれたらわりかし言うんだった)
「後は滅多にネェけどキャプテンが酔っ払った時だな!それは最近もあったよ。━━━ちゃんが船に乗ってからは深酒しなくなったけど」
「へ~!酔っ払ったローとか見てみたいです」
「昔っから《オペオペ》の力で簡単に酒抜いちまうから〈酔った姿のキャプテン〉てホントにレアなんだぜ!ウチでも見たことあんの少ねェと思うよ」
「ソレは……ふふ、では試して見ますね」
「おぉ~!悪い顔!じゃあキャプテンが好んでて酔っ払う確率が高い銘柄を伝授しよう!中々見ない貴重酒なんだ。でも旨いんだぜ~」
「ありがたいですね!いやはや、ありがとうございますシャチさん。これからは私も探してみます。それ絶対ローに呑ませますから!」
(深酒するローくんか。………酔わないのも可能なのに、わざわざ酔うのは『酔いたい時』ってことだよね。眠れない時やなにかを思い出したり、考えてしまう時っていうヤツ──ツラい時がほとんどな気がする)
そんな彼とは楽しいお酒を呑みたいと思った。
執筆日〔2024,05,11〕