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【OP】闇夜の太陽スピンオフ/2章│ロー

第8章 【闇夜の太陽/2章:ロー落ち編】07話


《AnotherStory/闇夜の太陽》ロー落ち編
第2章│07話【━━━━━━━━━】
07/10話:1(2/3)/1P┃21/32P┃1700字
ドリノベ様再投稿用変加筆済
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じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ……

(ふふふ。この『シャチさんが[ハートの海賊団]の白いツナギを大量に洗っている』とかいう光景だけで拝みたい…!平伏したい…!!)

私がゆるむ頬を抑えて変な妄想をしていると彼が突拍子もないことを言う。


「突然だけど………━━━ちゃんはさ、キャプテンの初恋の話は知ってる?」

(ん?あの[初恋の女]とか言ってたやつ?)

「あー、前に聞いた……ですかね?」

「ならよかったよかった。でさ、━━━ちゃんてその初恋の人と名前が同じなんだけど。なんか関係あったりすんの?家族とか?」

「え“!?」

(あ“──────)


まさかこの人にそんなことを聞かれると思っていなかった私は手を止めて息を飲んでシャチさんの方を見ると、真剣な表情をしている。

でも楽し気に持ち上げた口元で私を見ていた。

(うっ!隠したり、ごまかせないヤツだ!!)


「そ、その[初恋]とか言われてるの私、なんだと思われます。私の《悪魔の実》って副作用で『一時期だけ年を取らなくなる時がある』ので、13年前もたいして変わってないんです」

(て、コトにしてるけど……)

「ええぇ!!じゃ、じゃあおれ達と会う前に時々出会ってた『優しい天使』!?本人!?」

「はい!?」

「そうだったんですか。あはは」と手を額に当てて笑って精一杯ごまかす。めちゃくちゃ心当たりがありまくる単語なのだから。

(い“や“────────!!!!)

「いやいや、その反応は明らかに本人でしょ。いやー、キャプテンマジでよかったなぁ。あ、ペンギンとベポにも教えてイイか?」

「う"…………………ハイ」

小さくなって居たたまれない私とそれはそれは嬉しそうなシャチさん。正反対の二人が洗濯をしている姿はなんだかとてもシュールだ。
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