第4章 【闇夜の太陽/2章:ロー落ち編】03話
《AnotherStory/闇夜の太陽》ロー落ち編
第2章│01話【━━━━━━━━━】
03/10話:1(2/3)/1P┃08/32P┃1700字
ドリノベ様再投稿用変加筆済
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チュンチュンチュン………
「あ、あの『朝チュン』の時間が……あんっ」
「まだ、みんな起きないだろ………」
「ひゃっ、や、っっっあ───」
『ローくんとの初めての朝』は余韻もへったくれも全くない朝で『いつ朝なんて迎えたの?』って感じで、朝も夜も関係ない感じで抱かれ続けた。
(……………覚えてろ………………)
気づいたら私はふつうに寝ていて、裸ではなく薄い寝巻きも着ている姿。
(いつものように子供達に起こされるのになにも問題はなくてマジでよかった……)
よかったけども………ローくんは私宛の置き手紙を残して部屋にもどこにもその姿はない。
現在の時刻はお昼すぎ。
(あいつ…………)
恐らく間違いなくローくんは[原作の流れ]で出かけている。朝にバリエテの鐘が鳴り響いて『侍とミンク族の邂逅』が起きているのだろう。その際なのか分からないけれど、ローくんもいつの間にかいるから。