第4章 モテ期襲来
でも、恋人同士って訳でもないし、同期なんです!って感じで堂々としてればいいよね!
いや、…体重ねてるんだから、ただの同期でもないのか。
またあの夜を思い出しては、我に帰る。
正直意識してないと言えば嘘だ。
でも、好きになっているかと問われれば答えは否。
芹沢先輩の時は、ドキドキしたし、好きになってほしいと言う気持ちもあった。
でも、彼への気持ちはまだわからない。
じゃあ、何故彼を受け入れたのか。
お酒が入っていたとは言え、私は正直あまり飲んでいなかった。
それ故、酔った勢いもなく、彼の問いに断ることもできた筈だ。