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愛が重たいです、南波くん【R18】

第3章 南波くんの重たい愛



「なぁ、古村。」

扉の向こうで彼が話しかける。

「い、一緒に入らないよ。」

「違う違う。もう、手出したりせぇへん。」

じゃあ、なにー?と、いつもの感じで返事をする。

数秒返事が止まったのち、彼は喋り出した。


「俺、さっちも言ったけど、告白したこと撤回せぇへん。いつもの飲み友達みたいに接して欲しいとも思っとらん。お前のことが好きな異性として見て欲しい。」

『……。」

「お前の気持ち考えずにこんなこと言うて、困らせとるのわかっとる。でも、諦められへん。…好きになってもらえるように頑張るから、考えて欲しい。」

まっすぐな気持ちを伝えられて、心臓がきゅうと締まる。

「わかった…。」

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