第1章 恋愛相談
「ていうか、そんな遊び人にうつつ抜かすんなら、俺と遊んでみる?危ない雰囲気が好きなんやろ?」
彼は前のめりになって頬杖を付く。
私を見つめてくる目がどこか優しいというか、余裕というか、からかってるような気がする。
「南波くんは飲み仲間で、そうゆうの考えた事ないからパス。」
「ちょ、、お前なぁー。こんな一丁前な男目の前にしてんのやぞ!そこは素直に頷け!」
「どうせ遊びなんでしょ!私、残りの20代を遊び感覚で付き合うなんて勿体ないことしたくないー。」
「じゃあ、芹沢先輩に対する想いも改めんとあかんな。」