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愛が重たいです、南波くん【R18】

第5章 ダークホース




しかも、漂う危ない雰囲気。

キス手前の距離に怒りが込み上げとった。

俺がずっと好きやった、ずっと想っとたそいつに簡単に触れさせてたまるか。

つかこれからもそんなこと絶対に……

「いいわけないやろ。こいつは毎週俺と飲む約束しとんのや。覚えとけ!!!」


彼女が困った顔をしとったが、正直そんなんはどうでもよかった。


腕を掴んで店から引っ張り出す。


こいつとあの芹沢が近くにいるってだけで気が狂う。

俺が数年片思いして、一番近くで見てきたのにポットでの野郎に取られてたまるか。

そんなんやったら、最初から力ずくでも俺のモノにしといたらよかったんや。
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