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愛が重たいです、南波くん【R18】

第5章 ダークホース




個室のドアから覗かせてきた顔が男やった。


「お。噂の南波くんかぁ。どーも、芹沢です。って知らないか。」

知っとる。

めちゃくちゃ知っとる奴。

しかも一番あかん組み合わせやん。

どうゆうことやと古村に視線を送ったが、彼女もヤバいものを見せという様子やった。

…もしかして、付き合っとんのか?

古村がそんなすぐに告白できる肝っ玉は絶対ない。

だとしたら先輩か?あいつが既に告白した?

状況を飲み込めずに固まった自分を、一緒に来ていた先輩に声をかけられ引き戻される。

「南波、どうした?隣に知り合いでもいたか?」

「いや、なんでもないです。」

扉を閉めて、ぐちゃぐちゃになった感情を落ち着かせる。


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