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愛が重たいです、南波くん【R18】

第4章 モテ期襲来




どう返答したらいいのか困り、オフィスがしーんと静まり返る。

先輩も何も言おうとしてこない。

ど、どうしよう…。

半ば告白されたようなものだよね。

てか、私のこと好きなんですか?なんて聞いてどうするのよ!!先輩の気持ちに答えられないくせに!!

「古村さん。」

頭の中で会話する自分を現実に引き戻すように、突然、先輩が喋り出す。

「は、はい。」

先程まで目を背けていた先輩が、私をじっと見つめてくる。

「こんなこと言うと、君のこと混乱させちゃうのわかってるんだけど、関西人同期くんのこと考えられなくなるくらい、俺でいっぱいになって欲しいって思ってる。真面目で直向きな君なら、ありのままの俺のこと見てくれるんじゃないかって思った。…好きだよ、古村さん。」

ぎゅうと両手を握られ、浴びせられる甘い言葉。


南波くんに対する気持ちにも整理がつかない今、先輩からの突然の告白にも既に私の頭はキャパオーバーになりそうだった。


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