第1章 まさかの出会い
…なにが、おきたの?
目の前の広がった光景は車の白いライト。
目をぎゅっととじ、襲ってくるだろう衝撃や痛みにそなえる。
光に包まれた私だったが、その後衝撃も痛みも襲ってこない。
おかしい。
てか、わたしもしかして死んじゃった?
痛みないってことはそういう事だよね?
うわ、最悪……
ここで今目を開けたら天国ってことなんだ……
どんな世界なんだろう……
てか天国に来れたのかな私。
地獄とかに落ちてないといいな。
なんてのんきに色んなことを考えていた私。おそるおそる目を開くと、そこには天国でも地獄でもない景色が目の前に広がっていた。
「……へ?」