第23章 新命
頭を離してもらい、ソファからずり落ちて、下着の上から亀頭を軽く食む。宗四郎の喉から掠れた声が漏れ出た。もっと気持ち良くなって…陰嚢を揉みながら先端をジュッと吸った。
下着越しに溢れた液体が口の中に入り、下腹部が疼く。勝手に膣が伸縮して、甘い吐息が漏れた。ただ宗四郎のモノに触れているだけなのに感じてしまう。恥ずかしくて、宗四郎の吐息に合わせるように声を漏らした。
「かわい…僕の、欲しくて…感じとるの?」
隠してたのに…すぐ気付かないで…。
「ん…ほひ……」
「っ、そこで喋らんでっ……ごめんな、僕だけ…」
軽く首を振って、下着の上から先を舐め続けた。宗四郎はもう、早くイきたくてしょうがないみたい。息が荒くて、眉間に皺を寄せて、顔を真っ赤にしている。ソファの背もたれに手をついて、腰を揺らしていた。
「あかんっ、もうむりや!澪、イかして…!」
いきなり下着を下げられ、ぶるんっと飛び出してきたモノが顔に当たる。手を添えてゆっくり咥えていく。口いっぱいに宗四郎の匂いが広がる度に、ナカが疼いた。
「んっ…ふっ……んんッ!」
「っ、はっ…澪の方が、先にイってしもた?」
我慢していたものが弾け、腰がガクガクと痙攣する。口から唾液が零れて、陰茎を伝い、陰嚢からポタポタと落ちていく。咥えたまま息を整え、喉奥まで飲み込むように、激しい口淫を再開した。
じゅぽじゅぽと湿った厭らしい音がリビングに響く。ボーッとする頭の中、自身の中心から溢れてくるものを感じていた。
「澪っ!ぁ、はっ……くっ!」
宗四郎から飛び出た粘液を口で受け止める。いつもよりも濃くてドロドロしていて、宗四郎の匂いが濃い気がしていた。