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偽りの私たちが零す涙は【保科宗四郎】

第18章 愛縛 〜縛愛〜


おいでと腰を引き寄せられて、宗四郎が入ってくる。膝の上に座ると、奥を抉られた。それだけで、電流が流れて果てる。寸止めされたから…。

「ふっ、ははっ……澪、イってもうた!めっちゃ可愛ええやん」

熱い…必死に呼吸をして、真っ白になる頭に酸素を送る。逆上せちゃう…。

両手首を掴まれて、後ろに持って行かれる。あぁ、これ…逃げられないやつだ。ちゃぷちゃぷとお湯が音を立てて揺れ始める。まだ余韻があるのに、激しく奥を突き上げられて、浴室に私の嬌声が響き続けた。

イかせるのは1回じゃなかったの…?何度も達しても抽挿は止まず、意識は途切れそうだった。だらしなく開いたままの口から唾液が零れていく。

何度もやめてと言ってもやめてくれないので、途中からあまり記憶がなかった。覚えてるのは、手首から手が離れて、お腹をギュッと抱き締められた瞬間、奥に熱いモノが放たれたこと。

「っ、はぁ、はぁ……澪、また中出ししてもうた…孕んでまうかな?僕は別にええけどな。今度、排卵日にしよか?」

来週くらいやろ?と聞かれて、なんで知ってるのかと恥ずかしくなったが、頭がクラクラしてそれどころではなかった。

「……澪?聞いとる?」

「ん〜…?」

繋がったまま後ろから顔を覗かれ、頭が真っ白な私は、宗四郎の頬に擦り寄る。えっちって、宗四郎じゃなくてもこんな気持ち良いのかな…ずっと宗四郎としてたいな。

防衛隊員じゃなかったら、宗四郎についていけないんだろうな…私でもついていけてない。

「そ、しろうの、えっち……性欲、おばけ…」

「それについてきとる澪も、相当やと思うで?……もっかいする?」

むりむり…と半分泣きながら訴えると、冗談やと笑う。何人家族になるんだろうか…。
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