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偽りの私たちが零す涙は【保科宗四郎】

第18章 愛縛 〜縛愛〜


寝室の扉を開けようとすると、ここじゃないと自身の部屋へと向かって行こうとする。なんもせぇへんから…と無理やり僕の寝室に入ろうとしたが、それでも澪は違うと離れようとする。

「トイレ行きたいの〜…」

「あ、あぁトイレか。すまん、行こか」

トイレに座らせると、ベッドで待っててと追い出された。確かにしているとこを見ようとしているわけではないので、リビングを片付けてくることにした。

片付けてから戻ってくると、膝をつきながら手を洗っていて、思わず笑ってしまった。ビール2本で酔いすぎやろ…。

既に洗い終わってそうだったので水を止め、手を拭いてやる。行こかと肩を持とうとしたら、抱きつかれた。手を出しそうになったが必死に抑えて、そのまま抱えて立ち上がる。

寝室に来てゆっくりベッドに降ろしたが、腕を離してくれない。ほんまにちゅーしてまうぞ…深呼吸をして、そのまま澪に覆い被さった。

「信用してへんくせに……そない、無防備になるもんやないで」

「信頼はしてりゅ」

いやだから…"りゅ"ってなんや。それに信頼て…じゃあ澪は、このまま僕とおることにしたんやな。

腕が落ちて横を向く彼女を見てから隣に横になった。澪の背中を見つめていると、流れた髪から覗く項に目がいって、逸らせない。

嘘やろ…勃ってもうた。
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